ペプシノゲンとは

ペプシノゲンってなに?
胃液に含まれる「ペプシン」という消化酵素の元となる物質。

ペプシノゲンは、胃液に含まれる「ぺプシン」という消化酵素の元となる物質で、ペプシノゲンを生産する場所によって、ペプシノゲンⅠ(PGⅠ)、ペプシノゲンⅡ(PGⅡ)に分けられます。

ペプシノゲンⅠ(PGⅠ):主に胃底部や胃体部にある胃底腺から分泌(青枠)

ペプシノゲンⅡ(PGⅡ):主に幽門腺、十二指腸腺の胃の出口付近をはじめ胃全体から分泌(緑枠)

胃の中に分泌されるペプシノゲンの約1%の量が血液中に流出しているので、そこから胃の状態を知ることができます。分泌量はペプシノゲンIの方が多いです。

ペプシノゲン検査で何がわかるの?
胃粘膜の状態がわかります。

ペプシノゲン検査では、ペプシノゲンIとペプシノゲンIIそれぞれの量およびその比率を測っています。
ペプシノゲンⅠが基準値より低い場合、胃粘膜が正常にペプシノゲンを分泌できていないことを意味します。また、ペプシノゲンIの量が下がり、ペプシノゲンIIの量の3倍以下に下がると、胃粘膜の萎縮が始まっており病気になるリスクが高くなります。